相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。 株トレードの練習は日々やっていますでしょうか? 今回も前回に引き続き、実践トレード練習をやっていきます。 最初は、何の事やらわからないことが多いと思いますが 続けて入れば、必ずや道が開けてきます。 相場先生の教材やこの私のブログを何度も何度も繰り返し見て 株式投資で勝てる考え方、パターンを、 あなたの頭の中に埋め込んでいってください。 今回は特に移動平均線とローソク足の絡み具合 という点に注目してトレードをしたいと思います。 下記、2011年後半の「スタンレー電気」の日足チャートをご覧ください。 チャートの中央部分がに大きく下がっています。 ここの部分の下げを取れるようになれるといいですね。 早速ですが、このチャートを見て気がつく点をあげて見てください。 ・・・(考える時間)・・・ 私が注目したポイントを以下のチャートに示しています。 チャート中央部分の大きな下げ局面から1000円強の辺りが 下値の抵抗ラインになっているように見えます。(緑のライン) 大きく下がった後に、ちょい上げで20日線(黄緑丸)で一度跳ね返され 次は20日線を越えたら、60日線で跳ね返され(1回目の青丸) その後、60日線を前回より多めに超えたけど、やはり押し戻された・・・(2回目の青丸) という動きです。 この後、どうなるでしょうか? あなた自身の考えで、 この後株価がどうなるか? 理由も付けてシナリオを考えてみてください。 シナリオを立てる 常に株式のトレードに取り組む際には シナリオ立てるようにしてください。 そのシナリオについては3パターンほど考えているといいですね。 現実シナリオ、楽観シナリオ、悲観シナリオ。 この三つです。 多くの投資家は、現実的なシナリオで株を売買します。 そして、もし思わぬ方向へ株価が動くと、勝手に楽観的な見通しに変更します。 自分の都合のいいように、この後の株価の動きを解釈するようになるのです。 そういった自分勝手な楽観的な見通しを続ければ 株トレードで勝てるかどうか結果は見えているようなものですね。 ですから株トレードに入る前には 必ず、シナリオを幾つか描いておき 不足の事態が起こったときの対処の仕方も事前に考えておくようにしてください。 今回は、上がるか下がるかの2パターンだけ考えてみます。 冒頭で、お伝えしたように、今回は特に 「移動平均線の向き」および「移動平均線とローソク足との接触具合」 に注目して考えてみてください。 一つ目は、ローソク足が、今まで超えられなかった 60日線(青)を2日間越えています。 この後、下がっても前の安値を下回らずに、60日線を超えてくるのであれば、 上昇していくというシナリオ。 もう一つは、60日線も100日線も300日線も向きが下向きなので、 前の安値を割ってしまい、もっと下がってしまうというシナリオがあります。 このチャートを見て、この2つのシナリオが描けるかどうかが大事です。 この2つにシナリオのうち、 どちらのほうが、可能性が高いと思いますか??? 上がるシナリオのほうが高いか? 下げるシナリオのほうが高いか? 私なら、今回の場合は以下のように考えます。 今まで、越えなかった60日線移動平均線を超えてきたので この後、株価が上がる可能性が高まってきた。 では、ここからのローソク足を1本1本丁寧に見ていきましょう。 あなたも、それぞれのローソク足で 自分ならどういう建玉をするか深く考えながら この後を読み進めてみてください。 ①2-1 あれっ、上がるというシナリオを立てていたけど 窓を開けて大きく下がってきた。 前の安値を割ったので売りは欠かせないです。 前の安値を陰線で割ったときは、売りを入れる これは非常に大事です。 と同時に大きな節目である1000円で下げ止まっていること および三ヶ月前に付けた安値近辺まで株価が下がってきているので 少し買いも入れます。 ということで「2-1」でスタート。 ②2-2 陽線が2日連続で出て5日線にタッチしてきました。 これは少し変化です。 1000円節目で下げ止まった可能性も考えて 買いを1足して「2-2」にして様子をみる。 ここで売り切ってはいけません。 買いを、少し入れるのはいいですが、 株価は、まだ 5日線の内側にあるので本当に上がるかどうか分からない。 この地点では、まだ上がるか下がるか? どちらが奔流であるかの判断は付いていない状態です。 ですから、売りを持ったまま、買いを加える。 株の建玉の操作は、少しずつ確認しながら転換していくのです。 ③1-3 二日連続、5日線を越えてきました。 上がるシナリオか下げるシナリオか迷っていたけど どうも上がるシナリオが優勢になってきたようです。 一日経つごとに、分からなかったことが分かってくる。 上げそうだから買いを入れます。 ここで大事なこと・・・ 弱ってきたらすぐに売りを入れてやるぞという心構えを持った上で 買いを入れる。 まだ売りは欠かせません。 ちゃんと上げると分かるまでは、売りは少しでも残しておきましょう。 ④0-4 ここもと10日間の上値1050円を越えてきました。 20日線も陽線で越え、 下向きだった60日線が横に向きだしました。 売りはもういらないです。 完全に買い転換します。 売りを切って、買いを1追加します。 ⑤0-5 60日線も越えきました。 今回で60日線にタッチしてきたのは3回目。 5日線が20日線を上に抜けてきてもいるので さらに買いを1だけ追加します。 ⑥0-5のまま 一度目の100日線越えなので 押し戻される可能性が高いとみて 買いを追加せずに、そのまま様子をみます。 ⑦0-0 100日線で跳ね返されました。 5日線も割ってきたので、ここで全部手仕舞いします。 今回の講義でお伝えしたいこと。 株価にはストーリー、成長過程がある ということです。 下落局面真っ只中にある株価が 一気に上昇に転じるということはありません。 下げ局面にあるローソク足が少しずつ 5日線に触れ 20日線に触れ 60日線に触れ 100日線に触れ と短期の移動平均線からより長期の移動平均線へと 順を追って接触していき いずれ、上昇局面に転換していくのです。 こういった局面はいっぱいあります。 ぜひ、あなたも、これと同じような局面を自分で探してみて 自分の力で練習し、この場面が来たら勝てるようになってください。 あなた自身の資産形成のために。 では、次回の講義もお楽しみに。
T-Aimoto
<補足> これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。 読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。 いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事 があれば、 内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。 1記事につき最低7回。 そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と どんどん出来ることを増やしていきましょう。 基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。 頑張ってください。